海水配管に使われるFRPパイプ
高機能な合成樹脂のパイプや継ぎ手などを製造する富士化工株式会社という会社が静岡県富士市にあります。
昭和32年に設立されて以来、約60年にわたり培ってきた樹脂系のパイプや継手、タンクなどの製造技術とノウハウをベースに様々なシーンでの施工実績を残しています。
国内の化学工業やブランドメーカー、電力会社、鉄鋼など様々な分野の企業と取引があるほか、中国やタイ、台湾など多数の海外との取引もあります。
安定した機械的強度を持つ熱硬化製品のパイプ類や高温や腐食など過酷な条件の中でも使える非可塑製品のパイプ類、耐食性耐熱性に優れ酸やアルカリなどが貯蔵できるタンク類、軽量で耐食性に優れるFRP製の煙突などの設備用部品も製造しています。
海洋部品として、網桁と漁網と操手が三位一体となって漁獲高のアップが期待できるフジFW製網桁や軽くて強くさびない玉網の柄も製造されます。
また工事部門では配管工事も請け負っています。
富士化工株式会社のフジFWパイプは強化剤として用いられるガラス繊維の強さを最大限に生かして製造される、高強度のFRPパイプです。
パイプ本体は3重構造で作られていて酸やアルカリ、ガスにも強いという特徴があります。
そのため原子力発電所や火力発電所、化学プラント、食品、製鐵など幅広い分野で用いられていて、温泉を流す配管や海水配管としても使われています。
断熱性も良く電飾も生じることがありません。
また施工や補修が容易なことも特徴的です。